身長を伸ばす方法

たったこれだけ!子供の身長に効果的な栄養素と食事のポイント5つ

投稿日:2017年7月25日 更新日:

「子供の身長ってどんな栄養を摂ると伸びやすいんだろう?」

「ちゃんと十分な食事を取らせているのに、子供の身長が全然伸びないのはなぜ?」

「牛乳を飲んでカルシウムも摂ってるはずなのになんで身長なかなか伸びないんだろう…」

 

このような、子供の身長に関する不安や疑問。もしかしたらこの記事をご覧のあなたも同じような不安を抱いているのではないでしょうか?

特に、子供の身長が低いことを心配するお父さんお母さんたちは、普段子供に与える食事、とりわけ「栄養」について、多くの疑問をもっています。そしてまた、多くの「誤解」をしている部分でもあります。

 

そこで当記事では、子供の身長と栄養の関係を、最新の栄養学と交えてご紹介します。

 

とにかくカルシウムを摂れば身長は伸びる!

ご飯をたくさん食べれば身体が大きくなる!

牛乳を毎日ちゃんと飲めば身長は伸びる!

 

もし身長を伸ばすための栄養摂取や食事に対して、このようなお考えをお持ちのお父さんお母さんは、ぜひ続きを読み進めてください。

この記事を読むことで、今までの「誤解」や「間違い」に気付き、ハッとするはずです。

しかし、同時に子供の身長を伸ばすための正しい栄養の摂り方や食事の知識が手に入りますので、その知識を使って子供の身長を伸ばす手助けをしてあげてください。

身長を伸ばすために重要な5大栄養素

身長を伸ばすためには、骨を成長させて長くすることが重要です。

特に子供の成長期が最も大事!人生でたった一度しかない成長期にスムーズに骨を伸ばすことが、身長を伸ばすポイントです。

そのためには骨端線(こつたんせん)の成長に重要な5大栄養素である、カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、亜鉛、タンパク質をしっかり摂ることが大事です。

ここではその5大栄養素の特徴や多く含まれている食材、具体的な摂り方などを紹介していきます。

 

カルシウム

カルシウムには骨の芯であるコラーゲンを支える役目があり、骨を作り、身長を伸ばす上で重要な栄養素です。

しかし、だからといって一度にたくさん取れば良いというものでもなく、成長期の骨は毎日生まれ変わっているため、毎日継続して摂ることが何よりも重要です。

そして、実は日本人に不足しがちな栄養素だったりします。

これは日本の食文化が中途半端に欧米化した弊害で、日本古来からのカルシウム源である小魚や豆腐、海藻類をあまり摂らなくなり、その代わりとなる乳製品の摂取が少ないからです。

<主な食材>
乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
海産物(わかめ、 しらす干し、ワカサギ、干しえび、うなぎなど)
野菜(小松 菜、切干大根、大根菜、野沢菜、チンゲン菜など)
大豆製品、ごま(豆腐、油揚げ、納豆、ごまなど)

上記が、カルシウムが豊富に含まれる食材になります。

これらを意識して毎日継続して摂っていきましょう!

 

また、こちらの表は、日本人のカルシウム平均摂取量と必要摂取基準の表なのですが、この2つの表を比較してみると、日本人のカルシウム平均摂取量は必要摂取基準を下回っており、カルシウムが足りていないことが分かります。

日本人のカルシウム平均摂取量

年齢 摂取量(mg/日)
1~6歳 415
7~14歳 640
15~19歳 536

国民健康・栄養調査結果の概要(2012年版)

 

カルシウムの食事摂取基準

性別 男性(mg/日)
年齢 推定平均必要量 推奨量 目安量
0~5ヶ月 200
6~11ヶ月 250
1~2歳 350 450
3~5歳 500 600
6~7歳 500 600
8~9歳 550 600
10~11歳 600 700
12~14歳 850 1000
15~17歳 650 800
18~29歳 650 800
性別 女性(mg/日)
年齢 推定平均必要量 推奨量 目安量
0~5ヶ月 200
6~11ヶ月 250
1~2歳 350 400
3~5歳 450 550
6~7歳 450 550
8~9歳 600 750
10~11歳 600 750
12~14歳 700 800
15~17歳 550 650
18~29歳 550 650

厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年版)

 

カルシウムは1~11歳時でも500~600mgを一日で摂る必要があり、成長期の12~14歳では850mgも一日で摂る必要があります。

カルシウムを500~600mg摂るには、牛乳(200g)で約3本程度。厚揚げ(200g)で約2枚ほど食べる必要があります。また、豆腐ハンバーグも約210mgのカルシウムを摂ることができ、わかさぎのチーズフライでも約380mgのカルシウムを摂取することができます。

骨を作り、身長を伸ばす上で重要な役割を果たすカルシウムですが、口にしてから体内への吸収率があまり良くない栄養素ということもあります。

※カルシウムを体内に吸収しやすくするには、次にご紹介する「マグネシウム」がポイントです。

カルシウムがより豊富に含まれている海産物や大豆製品を献立に加えたりするなどして、意識的に摂るようにしていきましょう。

 

マグネシウム

マグネシウムは骨の強度やタンパク質の合成を高めたり、エネルギーの代謝にも役に立ち、身体の機能調整に欠かせないミネラルで、海藻類に多く含まれています。

またマグネシウムで一つ注意しなければならない点は、カルシウムとセットで摂る必要があるということです。

これはマグネシウムが骨にカルシウムを定着させる役割を持った栄養素なためで、割合としては、マグネシウム:カルシウム=1:2。この割合でマグネシウムは働きます。

もし、マグネシウムが少ないとカルシウムが骨に定着せず、血中に流れ出してしまうことになってしまいます。

カルシウムの項でも挙げた通り、カルシウムはあまり身体への吸収率も良くなく、日本人に不足しがちな栄養素なので、下記のマグネシウムが多く含まれている主な食材と組み合わせて効率良く摂取していきましょう。

<主な食材>
木綿豆腐、牡蠣(かき)、アーモンド、ほうれん草、大豆、インゲン豆、落花生、カツオ、カットわかめ、こんぶ、干しエビなど

 

下記の表を見て分かる通り、マグネシウムの摂取基準が足りていないのは幼少期よりも成長期にあたります。

日本人のマグネシウム平均摂取量

年齢 摂取量(mg/日)
1~6歳 147
7~14歳 227
15~19歳 237

国民健康・栄養調査結果の概要(2012年版)

 

マグネシウムの食事摂取基準

性別 男性(mg/日)
年齢 推定平均必要量 推奨量 目安量
0~5ヶ月 20
6~11ヶ月 60
1~2歳 60 70
3~5歳 80 100
6~7歳 110 130
8~9歳 140 170
10~11歳 180 210
12~14歳 250 290
15~17歳 300 360
18~29歳 280 340
性別 女性(mg/日)
年齢 推定平均必要量 推奨量 目安量
0~5ヶ月 20
6~11ヶ月 60
1~2歳 60 70
3~5歳 80 100
6~7歳 110 130
8~9歳 140 160
10~11歳 180 220
12~14歳 240 290
15~17歳 260 310
18~29歳 230 270

厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年版)

 

マグネシウムの摂取が足りていないということは、それだけ血中にカルシウムを流してしまっていることでもあるので、それがカルシウムの項でも挙げたカルシウムが足りていないことにも繋がっているのでしょう。

ただあくまでもマグネシウムはカルシウムとセットの、1:2で摂る必要があるので、そのバランスが重要になります。

例としては、カットわかめ100gでマグネシウム約410mg程度摂ることができるので、約80g程度で15~17歳の平均必要量の約300mgのマグネシウムを摂ることができる計算になります。

また干しこんぶも約540mg程度、木綿豆腐100gで約130mg程度のマグネシウムを摂ることができます。

特に海藻類により多くのマグネシウムが含まれているので、お味噌汁にカットわかめや木綿豆腐を加える、サラダを海藻メインの物にするなどして、多くのマグネシウムをカルシウムとバランス良く摂るようにしていきましょう。

 

ビタミンD

ビタミンDは、脂溶性のビタミンでカルシウムの吸収をスムーズにしたり、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を助ける働きがあり、子供の身長を伸ばすためには欠かせない栄養素です。

ビタミンDは人間の皮膚で、紫外線を浴びることを条件に合成されるので、日光に当たらない生活をしていると合成が不十分になり、不足することがあります。

また、ビタミンDを多く含む食品を食べる習慣がない人も不足することがあります。

<主な食材>
椎茸(乾物でも可)、しめじ、きくらげ、イワシ、カツオ、サンマ、ブリ、鮭、しらす干しなど

 

下記の表を見て分かる通り、基本的にビタミンDの平均摂取量は摂取基準に足りています。

しかし、生まれてから数ヶ月の乳幼児の時期(0~11ヶ月)は成長期並の摂取が目安となっているので注意が必要になります。

日本人のビタミンD平均摂取量

年齢 摂取量(㎍/日)
1~6歳 4.3
7~14歳 5.5
15~19歳 6.4

 国民健康・栄養調査結果の概要(2012年版)

ビタミンDの食事摂取基準

性別 男性(㎍/日)
年齢 目安量 耐用上限量
0~5ヶ月 5.0 25
6~11ヶ月 5.0 25
1~2歳 2.0 20
3~5歳 2.5 30
6~7歳 3.0 40
8~9歳 3.5 40
10~11歳 4.5 60
12~14歳 5.5 80
15~17歳 6.0 90
18~29歳 5.5 100
性別 女性(㎍/日)
年齢 目安量 耐用上限量
0~5ヶ月 5.0 25
6~11ヶ月 5.0 25
1~2歳 2.0 20
3~5歳 2.5 30
6~7歳 3.0 40
8~9歳 3.5 40
10~11歳 4.5 60
12~14歳 5.5 80
15~17歳 6.0 90
18~29歳 5.5 100

厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年版)

 

このビタミンDもカルシウムを摂取するのに大事な役割を果たす栄養素になります。

例えば、100gの卵黄でビタミンDを約8.1μg摂ることができるので、15~17歳の一日の目安量である6.0μgを満たすことができます。

同じく100gの干し椎茸で約16.0μg、きくらげで約4.4μgのビタミンDを摂ることができます。

また、より多く含まれるのが魚介類で、それぞれ100gあたりのしらす干しで約10.0μg、サケで約19.2μg、ウナギの蒲焼きで約19.2μgを摂ることができます。

これらのように多く含まれるキノコ類や海産物をメインのおかずにしたり、サラダやお味噌汁などに加えるなどして、ビタミンDが不足しないよう摂取していきましょう。

 

亜鉛

亜鉛は身長を伸ばす上で重要な骨の成長を助ける栄養素となっており、代謝をスムーズにする働きがあります。

骨では古い細胞が壊されて、新しい細胞が作られるという代謝が行われており、この代謝は成長期には特に盛んになっています。

骨は、生まれ変わりつつ、質の良い骨へとどんどん作り変わっていきます。亜鉛を十分に摂ることは、その代謝を助け、質の良い骨作りに役立つことになります。

下記の主な食材で亜鉛を摂り、成長期の盛んな代謝をより活性化させましょう。

<主な食材>
牡蠣(かき)、納豆、和牛もも肉、ホタテ、豚レバー、豚もも肉など

 

下記の表を見て分かる通り、基本的に日本人の亜鉛摂取量は摂取基準に足りています。

しかし、人によっては推奨量に足りていない場合があるので、表を参考にできるだけ推奨量に見合った亜鉛を摂るようにしましょう。

日本人の亜鉛平均摂取量

年齢 摂取量(mg/日)
1~6歳 5.33
7~14歳 9.28
15~19歳 10.64

 国民健康・栄養調査結果の概要(2012年版)

亜鉛の食事摂取基準

性別 男性(mg/日)
年齢 推定平均必要量 推奨量 目安量 耐用上限量
0~5ヶ月 2
6~11ヶ月 3
1~2歳 3 3
3~5歳 3 4
6~7歳 4 5
8~9歳 5 6
10~11歳 6 7
12~14歳 8 9
15~17歳 3 10
18~29歳 8 10 40
性別 女性(mg/日)
年齢 推定平均必要量 推奨量 目安量 耐用上限量
0~5ヶ月 2
6~11ヶ月 3
1~2歳 3 3
3~5歳 3 4
6~7歳 4 5
8~9歳 5 5
10~11歳 6 7
12~14歳 7 8
15~17歳 6 8
18~29歳 6 8 35

厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年版)

 

亜鉛の含まれている主な食材を見てみると、比較的子供の好きな食材が多く、摂ることもそう難しくはないでしょう。

例えば、牛肉のモモは100gあたり、約4.0mgの亜鉛が摂れるので、200g食べれば12~14歳の一日の平均必要量8mgを満たすことができます。

また、牡蠣やホタテ(ひも付き)もそれぞれ100gあたり、約13.2mgと約4.5mgの亜鉛が摂ることができますし、同じように卵黄からも100gあたり、約4.2mgの亜鉛を摂ることができます。

このように子供の好きな食材に多量に含まれているので、野菜炒めなどのメニューで他の栄養素とバランス良く、毎日継続して亜鉛を摂って、成長期の代謝をスムーズにし、身長を伸ばすことに繋げていきましょう。

 

タンパク質

タンパク質=筋肉と思われがちなところがありますが、実は、骨の芯の部分はコラーゲンというタンパク質の一種でできています。

また、タンパク質には成長ホルモンの分泌を促す作用もあるので、身長を伸ばす意味でも重要な栄養素です。

タンパク質はアミノ酸が集まってできた栄養素なので、アミノ酸がバランス良く、豊富に含まれている下記のような食材がタンパク質を摂るのに効果的です。

<主な食材>
豚肉、牛肉、鶏肉、魚類(マグロ、カツオ、サンマなど)、 たまご、豆類(豆腐など)、乳製品(牛乳、チーズなど)

 

下記の表を見て分かる通り、基本的に日本人のタンパク質摂取量は摂取基準に足りています。

タンパク質は他の栄養素と違い、主に含まれている食材が子供の好きな食材が多く、摂りやすいのが特徴と言えます。

しかし、逆に心配しなければいけないのは過剰摂取で、特に肥満気味の人は過剰摂取になっている傾向にあるので、その点注意が必要です。

日本人のタンパク質平均摂取量

年齢 摂取量(g/日)
1~6歳 45
7~14歳 74.7
15~19歳 83

国民健康・栄養調査結果の概要(2012年版)

 

タンパク質の食事摂取基準

性別 男性(g/日)
年齢 推定平均必要量 推奨量 目安量 目標量(中央値)(%エネルギー)
0~5ヶ月 10
6~8ヶ月 15
9~11ヶ月 25
1~2歳 15 20 13~20(16.5)
3~5歳 20 25 13~20(16.5)
6~7歳 25 35 13~20(16.5)
8~9歳 35 40 13~20(16.5)
10~11歳 40 50 13~20(16.5)
12~14歳 50 60 13~20(16.5)
15~17歳 50 65 13~20(16.5)
18~29歳 50 60 13~20(16.5)
性別 女性(g/日)
年齢 推定平均必要量 推奨量 目安量 目標量(中央値)(%エネルギー)
0~5ヶ月 10
6~8ヶ月 15
9~11ヶ月 25
1~2歳 15 20 13~20(16.5)
3~5歳 20 25 13~20(16.5)
6~7歳 25 30 13~20(16.5)
8~9歳 30 40 13~20(16.5)
10~11歳 40 50 13~20(16.5)
12~14歳 45 55 13~20(16.5)
15~17歳 45 55 13~20(16.5)
18~29歳 40 50 13~20(16.5)

厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年版)

 

例えば、鶏むね肉は100gあたり約22.3g摂ることができるので、15~17歳の一日の平均必要量50gを約224gで摂ることができます。

豚肉や牛肉も各部位によりますが、おおよそ100gあたり約20g前後摂ることができますし、マグロやサンマからもそれぞれ100gあたり、約26.4g、約29.3g摂ることができるので、タンパク質は摂りやすい栄養素と言えます。

おかずとして、副菜と組み合わせて他の栄養素とバランス良く摂れるようにしましょう。

特に成長期に始まる10歳以降にしっかり摂れるように気を配ることが大事です。

腸内環境を整えると背が伸びやすくなる!?

腸というのは、とても精密にできていて、人間の生命、身体を一定に保とうとする生体恒常性(ホメオスタシス)の維持という重要な役割を担っています。

このことから第二の脳とも言われるくらい重要な器官です。

この身体において重要な腸内の環境を整えることは、直接的に身長の伸びに繋がるわけではありません。

しかし、栄養は全て腸で吸収されるため、腸内環境を整えることは栄養を満遍なく身体に吸収させ、間接的に身長を伸ばすことに繋がります。さらにそのことは、免疫力を高め、元気で病気になりにくい身体を作っていく一助にもなります。

 

腸内環境を整えるには?

腸内には、善玉菌と悪玉菌、日和見(ひよりみ)菌(腸内環境によってどちらにでも変化する菌)がいて、善玉菌が増えることで腸内環境が整い、免疫力が高まります。

善玉菌を増やすための食材には以下のようなものがあります。

 

発酵食品:乳酸菌をはじめ、多くの善玉菌が含まれています。
<発酵食品例>納豆、ヨーグルト、チーズ、乳酸菌飲料など

オリゴ糖、食物繊維を含む食品:大腸まで届き、善玉菌のエサになります。
<オリゴ糖例>大豆、玉ねぎ、ごぼう、はちみつなど
<食物繊維例>海藻類、豆類、大麦、オートミール、きのこ類、果物類など

(注)オリゴ糖を含むはちみつの「ボツリヌス菌」には1歳児未満の子供の場合、「乳児ボツリヌス症」という病気を引き起こすおそれがあるので注意が必要です。

納豆:納豆菌には悪玉菌を殺す働きがあります。

 

これらの食材を意識して摂り、腸内環境を整え、栄養を効率よく身体に吸収させるようにしましょう。

それは身長を伸ばすことだけでなく、健康的で丈夫な身体を作ることに繋がります。

身長を伸ばすための理想的な献立のポイント

食事は、毎日の栄養バランスがとても重要です。しかし栄養バランスが重要と一口に言っても、毎日栄養バランスの取れた料理を作るのはとても大変です。身長を伸ばす魔法のレシピ!なんてものもありません。

そこでここでは、身長を伸ばすための理想的な献立と、毎日の三食のポイントを紹介していきます。

まず何と言っても献立ですが、これは「和食を基本とした、子供の好きな洋食メニューを少し加えた献立」が栄養バランスも整っており、身長を伸ばす上でも理想的な献立と言えるでしょう。

やはり、日本の和食の基本である「一汁三菜」は栄養バランスが一番整っており、子供の成長に欠かせない栄養素を効率良く摂るのに優れています。

米を主食とし、野菜たっぷりの味噌汁や煮物などが基本ですね。ここに、メインのおかずとして肉や魚といった子供の好きなメニューを加えていくというイメージです。

食事は三食摂ることが前提ですが、その中でも身長を伸ばす観点でも、子供の成長の観点でも朝食はとても重要になってきます。また、朝起きた時に太陽の日を浴びて脳内を活性化させることも大事です。

 

朝食

朝起きるのは6~7時くらいが最適ですが、起きた後、コップ一杯の水を飲むことが大切です。

これは寝ている間に発汗してしまった水分を補給すると共に、ドロドロになってしまった血液を元に戻す役割があります。この後、朝食をしっかり摂り、一日の生活&食事のリズムを整えましょう。

身長を伸ばすための、朝食の理想的な献立としては、主に肉や魚、卵、乳製品などに多く含まれるタンパク質をきちんと摂ることが大事です。

それに加えて、パンは控えるようにし、糖分が含まれ、脂肪をエネルギーとして燃焼しやすくする効果もある米を食べた方が良いでしょう。この時、身長を伸ばす上で、日本人は摂取量が少ないと言われるカルシウムを意識して摂ることも大事です。

「朝、時間がない」など様々な理由で朝食を摂らない人もたまにいますが、朝食を摂らないことで、身体の筋肉を作るタンパク質が減って筋肉ができにくくなり、身長を伸ばすどころか、低身長の原因にもなります。

さらに、エネルギーが足りないため、脳の働きも鈍くなり、その結果疲れやすく、集中力や想像力も低下してしまいます。

そのため、朝食をしっかり摂ることはとても重要です。

 

昼食

昼食は朝食をしっかり摂っていると、心身共に活発な時間帯に摂る食事なため、ある程度は自由で問題ありません。

ポイントとしては、11~13時の時間帯に食べたほうが良いことと、昼食を食べた後活発に活動することが多いため、肉や魚などのタンパク質と野菜に多く含まれるビタミン、カルシウムをはじめとしたミネラルに重点をおいて摂取すると良いです。

逆に、ファーストフードやコンビニの弁当などは避ける方が無難です。

 

夕食

夕食は18~19時くらいが最適と言われており、この時間帯は内蔵の働きも弱くなってきているので、肉類などの動物性タンパク質は避け、豆腐や納豆などの大豆製品に含まれる植物性タンパク質をメインとした方が良いです。

ただ、動物性タンパク質でも脂質の少ない魚製品の食品なども身体の成長を促す働きが高いので良いでしょう。

その中で、普段の食事では摂取量が少なくなりがちなカルシウムを意識して摂ることがここでも大事になります。

偏食はやっぱり良くない?

まず、偏食というのは、そもそも野菜や魚といった「特定の食品が食べられないこと」で、食品の選択範囲が極端に狭くなっている状態のことを言います。

そのため、多少の好き嫌いは特段問題ではなく、むしろ子供にとって自然なことです。

偏食の問題点は、食品の選択範囲が極端に狭くなっていることからくる、摂取できる栄養の偏りです。

特に成長や発育に欠かせないビタミンやミネラルが不足する傾向にあり、ここから体重減少や体力減退、低身長をはじめとした様々な影響が出てきてしまいます。

しかし、栄養学的に見れば、特定の食品が食べられなくても、他の食品でその栄養を補うようにすれば問題はありません。
例えば、骨や筋肉を作り、エネルギー源にもなる良質なタンパク質は、魚や肉、卵、大豆から摂取できるので、魚が食べられなくても、他の食品で補えば大丈夫です。

下記の表は、6つの基礎食品群になっており、主な食材とその栄養素、特徴を挙げています。

 

6つの基礎食品群

主な食材・栄養素

特徴

第1群

魚・肉・卵・大豆(タンパク質など)

骨や筋肉をつくり、エネルギー源ともなる

第2群

牛乳・乳製品・海藻・小魚(カルシウムなど)

骨や歯をつくる

第3群

緑黄色野菜(ビタミンAなど)

皮膚や粘膜を保護する

第4群

淡色野菜・果物(ビタミンCなど)

体の各機能を調節する

第5群

米・パン・イモ類(糖質など)

糖質性エネルギー源となる

第6群

油脂・脂肪の多い食品(脂質など)

脂肪性エネルギー源となる

 

上記の6つの基礎食品群を見てみると、どれも身体の成長に欠かせない食品群となっています。

身長を伸ばす上で欠かせないカルシウムなどは特に注意が必要ですね。

もし、この食品群のどれか一つでも欠ける偏食を続けたまま大人になってしまうと、生活習慣病の可能性も高くなってしまうので注意が必要です。

また、甘いお菓子やパン、インスタント食品、ジュースなどを多く摂取し、野菜や海藻類が不足していると低血糖になりやすく、ここから生じる低血糖症は様々な精神的・肉体的な弊害をもたらします。

心が不安定で、攻撃性が強い子供の大半はこの低血糖症とも言われているので、注意が必要です。

おやつは身長を伸ばすのに悪影響?

おやつというのはそもそも何かというと、子供にとっての「補食」を意味しています。おやつ=お菓子というイメージがありますが、そうではないんですね。

また、おやつには空腹を満たすだけでなく、休んで疲れを取ったり、会話したりすることでの気分転換、コミュニケーションを深めるという役割もあります。

子供に「補食」が必要な理由は、消化吸収能力が十分に発達していないため、一回に摂れる食事量が少なく、エネルギーが十分に補うことができないからです。もちろん、エネルギーや栄養が不足しているということは、身長を伸ばす上でも問題です。

そのため、一回の食事でエネルギーが補えるようになる小学校入学の5~6歳くらいまではおやつで栄養を与え、補う必要があります。もちろん、夕食に差し支える程の量を与えるのは、夜にお腹が空き、生活リズムを崩す恐れあるのでNGです。

 

おやつには何を食べさせたらいいの?

おやつはあくまで栄養を補うための「補食」なので、お菓子だけになることは避けなければいけません。

運動量や体格によっても異なりますが、目安量としては、2歳までが150kcal程度、3歳以降では200kcal程度と言われています。

メニューとしては、食事で不足しがちな栄養素を含んだ食品を取り入れたおやつが良く、お菓子やジュースと組み合わせて楽しめるものにすることが良いでしょう。

<例:乳製品、豆類、果物など>

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では子供の身長と栄養の関係を5つのポイントに分けてご紹介してきました。

  • 成長のための大切な5大栄養素
  • 腸内環境の重要性
  • 毎日の三食のポイント
  • 偏食への対策
  • おやつの食べ方

お母さん、お父さんの疑問&悩みは解決することができたでしょうか?

この5つのポイントは、どれも子供の食生活に密接に関わる重要ポイントです!

もちろん、日々の忙しい生活の中で目の行き届かない部分もあるでしょう。そんな時は、子供用の栄養飲料も選択肢として挙げられます。

大事な成長期を逃さず最大限活かして、子供の身長UPに繋げましょう。

-身長を伸ばす方法


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

睡眠はこれでバッチリ!年代別の睡眠のコツと効果的な5つの実践法

身長が低めのお父さんお母さんがものすごく心配していることの一つに、「親の身長が低いと子供にも遺伝するの?」というものがあります。果たして身長は遺伝するのかしないのか?最新の研究ではどのような結論になっているのか?についてお答え致します。

no image

これだけでOK!身長と運動のポイント2つと年代別実践法

子供の身長を伸ばすための運動や筋トレの与える影響、成長過程に合った運動方法を2つのポイントに沿って解説します。